こんにちは、在宅デザイナーのharunaです。

やっと日常が戻ってきたような。時間は限られているものの、一人で、自分のペースで仕事ができます。嬉しいです。

何というか、自分に全く余裕のない状態で冷静に自分以外の何かと向き合うのは無理だとしみじみ感じました。

話は変わりますが、私は仕事で使用している主なソフトはillustratorなので、自分もイラストを描く時はベクターイラストとなります。

が、最近水彩画などアナログタッチのイラストがものすごくマイブームで、そのような素材ばかり探して使ってしまいます。

イラストACでもそのような素材はあるのですがやっぱり少数派で、タッチの揃った複数のイラストが欲しい時にはなかなか見つからなかったりします。

もっと誰か描いてくれないかなぁ…などと他力本願に思ったりしています(笑)。

昔に比べるとillustratorも機能が豊富で、「ライブトレース」は取り込んだ画像をトレースしてイラストに変換してくれ、手描きっぽい雰囲気にしてくれたりもしますが、実際のところあまり思惑通りにいかないことも多く、私自身はほとんど使っていません。

今日またアナログなイラストを探していました。さすがにそのようなイラストは性質上ほとんどjpg形式なのですが、ai・eps形式のものがあったので「おや?」と思いました。

自作のイラストをスキャンして、イラストレーターでライブトレースしたものなのかな?と思いました。

ふと、東京オリンピックのエンブレム問題が起きた時に著作権についていろいろと報道され、「トレースも著作権侵害になる」ということをニュースでやっており「へえー」と思ったことを思い出しました。

ちょっとした静物のイラストを描きたい時にネット上の画像を部分的にトレースしたり参考にしたりして自作イラストを作ることは結構あるのですが、下手をするとダメということになるのかな?と割と深刻に考えました。

カメラマンや他の漫画家さんの作品を丸っきりトレースして自分の作品として発表していた漫画家の方がいたのも思い出しました。これはダメでしょ、というレベルのものですが…。

それぞれの制作者のモラルの問われるところになるでしょうが、どんな細かい制作物であろうと「これは自分のオリジナルだ」とちゃんと自信を持って言える作品を作らないといけないんだな、と気持ちが引き締まります。指摘してくれる人もおらず、自分一人で気をつけるしかありませんし。

自分だけのオリジナル作品を作る以上、パソコンで自力でいろいろな加工ができてしまう今の時代、細かいことを言えばいろいろと難しい話だなぁと悩ましいです。

著者

haruna(在宅デザイナー)
haruna(在宅デザイナー)
保育園児の母をしながら、在宅でグラフィックデザインとクラウドソーシングのお仕事(主にライティング)をしている主婦です。